【シナストリー】太陽と海王星

ソフトアスペクト：日常に彩りを与えてくれる、夢見心地な関係　

夢や理想、感性や精神性をあらわす海王星。この海王星がシナストリーで太陽とソフトアスペクトをとると、海王星側が太陽側に夢を見させてくれるような、心地よさをもたらしてくれます。
まるで芸能人とそのファンのような関係性です。

海王星側と知り合ってから、ありきたりな日々が楽しくなっていくのを感じるでしょう。海王星の革新的な変化と違い、リラックスした夢見心地な変化です。
また海王星側の言動が、他人には普通に思えても太陽側にとっては素晴らしいことに思えたり、プチ催眠にかかったような感覚になることもあります。

ひどく落ち込んでいる時や何事も上手くいかない時、太陽に海王星がソフトアスペクトをとるお相手といることで癒されたりリフレッシュできるでしょう。日常が楽しくなっていく感覚に陶酔感を覚えます。
また感性をあらわす星ですので、芸術的な感性が研ぎ澄まされたり直感が高まったりすることもあるでしょう。

トラインとセクスタイルは穏やかな変化ですので影響は小さいです。
ただ、コンジャンクション(合・0度)においてはソフトアスペクトであっても、非現実的な行動に走らないように注意しましょう。お酒を飲んだようなふわふわとした感覚が行き過ぎると、仕事や日常生活に支障をきたすことになりかねません。

恋愛関係でこのシナストリーがありますと、お付き合いが曖昧になってしまったり「楽しければそれでいい」とだらだらとお付き合いしてしまうことがあります。心のよりどころになるいい関係ですので、現実的な話もしっかりと進めることで堅実なお付き合いができるでしょう。

ハードアスペクト：現実が見えなくなる？迷いが出てくる関係

海王星には「曖昧さ」や「迷い・混沌」という意味もあります。太陽と海王星がシナストリーでハードアスペクトを取ると、この海王星の悪い面が強調されます。

太陽側は海王星側に夢を見させられているような感覚に陥りますが、それが現実のものか虚構のものか区別がつかなくなり、やるべきことを後回しにしたりとルーズになっていくでしょう。
また海王星側の言動によって自分の選択に迷いが出たり、このままでいいのかと不安に陥ることも。逆に「まあいいか」と開き直って曖昧にしてしまうこともあります。

物事が停滞している時にはそれを打破する楽しみを与えてくれるので、ソフトアスペクトと同じく良い関係です。ただしハードなので、楽しみが過剰になることと、迷いや曖昧さの意味合いが割と強く出てくることがあるでしょう。