ソフトアスペクト:良い意味での緊張感を生み出す関係
シナストリーで月と土星がソフトアスペクトを取ると、主に月側が土星側から指導を受ける関係となります。月側がなあなあに日常を過ごしていると、土星側は喝を入れてくるでしょう。
生活態度や習慣など、改めなければならない部分を突き付けてくるかもしれません。ソフトアスペクトの場合、月側はその指摘をさほどプレッシャーには感じないでしょう。むしろほどよい緊張感で気が引き締まります。
土星側は、例えるなら「厳しいけど頼りになる父親」。ああしろこうしろうるさいけれど、結局月側の現実的な成長をサポートしてくれています。厳しいだけではなく、大きな恩恵を与えてくれる存在なのです。
土星側が年上の場合、この関係はよりスムーズに受け入れられるでしょう。
この月・土星のソフトアスペクトは夫婦関係にも多いです。結婚となると現実的な計画が必要ですので、厳しさと安定を感じられるこの関係は結婚を強く意識できるのかもしれません。土星側の管理のもと、堅実な生活を送れるでしょう。
恋愛関係や友人関係では、土星は継続という意味合いを持つので関係が長続きすると言われています。また一緒になにかを成し遂げようとしたとき、土星側のアシストによって月側の現実的な面が引き出され、大きな成果を出せるでしょう。
仕事関係では、上司が土星側の場合多少の緊張感を抱くかもしれません。与えられる仕事も容易ではなく、厳しさを感じることも。しかし土星側の指導は月側をより大きく成長させてくれます。将来のために試練を与えられているのだと考えれば、のちにこの厳しい経験が財産となるでしょう。
ハードアスペクト:強いプレッシャーを感じ忍耐力を鍛えられる関係
シナストリーで月と土星がハードアスペクトを取ると、月側は土星側から強いプレッシャーを感じる関係となるでしょう。土星側は、月側の言動に口を出してブレーキをかけてきます。過干渉にも感じるかもしれません。
土星側は、月側の言動が気に入らず批判してきます。月側が後先考えずに行動しているように感じるのです。土星側はあくまでアドバイスとしてあえて厳しく指摘をするのですが、月側は自分が責められている気分になり自信を無くしてしまうでしょう。
感情的にも不安定になりがちです。土星側の思いやりや優しさがだんだんと感じられなくなってきます。
ハードアスペクトの場合は、土星側の厳しい指摘に月側が耐えることが多いでしょう。夫婦関係や仕事関係では、月側にかなりの忍耐が必要です。
アスペクトのオーブがゆるやかだったり、月側に対して他に良いアスペクトがある場合(木星や金星のソフトなど)は、そこまで極端に土星の厳しさが出ることはありません。
月側はストレス発散法を身に付けたり、自分だけの時間を少しでも作ると息抜きになるでしょう。
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