最終更新日:2025年9月14日
シナストリーでは、お相手があなたに性的な魅力を感じているかがわかります。主に性的な原動力や衝動をあらわす火星が絡む傾向が強いです。
ただし、一時的な魅力だけでなく縁の深さを示す配置もあります。
今回は火星のアスペクトを中心に、性的に強く惹かれる相性をご紹介。ぜひお二人のご関係の参考にしてみてください。
火星と火星(火星同士)がアスペクトを取っている
お互いの火星同士がアスペクトを形成すると、強い性的な惹かれ合いが生まれます。
ざっくりと以下のような影響があらわれます。
特にコンジャンクション(合)は性的な相性がとても良いと言われています。夜の生活も満足できそうです。ソフトアスペクトでも穏やかに効果が発揮され、お互いにふとした時にドキドキすることがあるでしょう。
手が触れて急に意識するようになったり、小さなきっかけでお互いを異性(または性的な対象)として認識するようになるでしょう。
ハードアスペクト(スクエア、オポジション)ですと喧嘩も多くバチバチしているのに、なかなか嫌いになれない、つい魅力的に思えてしまうということがあります。またソフトアスペクトよりも引き合いが強いため、性におぼれないよう注意が必要です。
このアスペクトは恋愛対象ではない、または同性同士の場合はライバル関係になったり犬猿の仲になりやすいでしょう。
👇火星と火星のアスペクトの詳細はこちらをご覧ください
月にお相手の火星がソフトアスペクト
あなたの月にお相手の火星がソフトアスペクトを取ると、主にお相手側があなたに性的魅力を感じやすいでしょう。特にあなたの何気ないしぐさや癖、ふとした表情にグッとくることがあります(月の無防備さに惹かれる)。ありのままの姿に魅力を感じてくれるため、このアスペクトのあるお相手に関しては特に意識してムードを出すようなことはしなくて良いでしょう。
ハードアスペクトですと、コンジャンクションも同様の効果があります。スクエア、オポジションとなると、火星による性的なアプローチよりも攻撃性を感じてしまい、あなたが傷つきやすくなってしまう可能性が。
👇月と火星のアスペクトの詳細はこちらをご覧ください
金星にお相手の火星がアスペクトを取っている
こちらは王道の恋愛アスペクトです。一目惚れ相性の記事でもご紹介しましたが、コンジャンクション(合)は性的にも惹かれやすく、スムーズに恋愛関係に進みやすいでしょう。主にお相手からアプローチする傾向が強いですが、お互いに魅力は感じます。
ソフトアスペクトでももちろん良い効果を発揮します。いつまでもお相手を異性(恋愛対象)として見られるので、カップルや夫婦にあったら嬉しいアスペクトです。
1ハウス(またはASC・アセンダント)にお相手の火星がある
シナストリーで見た時に、あなたの1ハウスにお相手の火星が入室していると、お相手があなたに性的に惹かれるでしょう。ついあなたのことが気になってちょっかいを出してくるかもしれません。ASC側に近ければ近いほど影響が強いです。ASCとコンジャンクション(合)ですと、あなたもお相手に男らしさを感じたりお互いに惹かれやすいでしょう。
こちらの相性、見逃しがちではありますがかなり強力です。ふとした時に異性として意識してしまうので、身近な人にこちらの相性があると会話に集中できないことがあるかもしれません。
手と手が触れ合うと、ドキドキしてしまうでしょう。はじめはそこまで意識はしていなくとも、スタイルがいいなとか、横顔が色っぽいなとか、相手の魅力にどんどん引き込まれていくのがこちらの相性の特長です。
火星、ASCにお相手のエロスがコンジャンクション(合)
エロスとは、ギリシア神話の「愛の神エロス」にちなんで名づけられた小惑星のことです。性的な衝動や愛のあり方など、愛や性に関する相性を見ることができます。
お相手のエロスがあなたの火星やASCにコンジャンクション(合)すると、お相手(エロス側)が性的に惹かれる傾向が強いでしょう。火星は、あなたの魅力がお相手にダイレクトに伝わるのでお相手は強く惹かれるでしょう。二人でいると、自然と色っぽい雰囲気になるかもしれません。
ASCの場合、お相手にとってはあなたがなんともいえない色気を放つ人に見えるでしょう。お相手にとってあなたの容姿がとてもタイプなのですが、そこには性的な要素も深く絡んでいます。このアスペクトがある場合、あなた以上に興奮する相手はなかなかいないので、お相手の浮気の心配は不要かもしれません。それほどに色気を感じてもらえる相性です。
補足:縁の深さを示す配置
ここまで火星や金星を中心に、性的に惹かれるアスペクトをご紹介しました。
ただし「惹かれる関係」が必ずしも軽やかで楽しいだけとは限りません。
ときには「なぜか切れない縁」「試練を伴う関係」としてあらわれることもあります。
👇ご縁にまつわるシナストリーについては、こちらのお客様事例でもご紹介しています。
土星・Tスクエア・135度の影響
土星は、制限や責任を象徴する天体。シナストリーで土星が強く関わると、重さを感じる一方で「簡単には離れられない縁」を示すことがあります。
Tスクエアは、3天体が直角三角形を作るハードアスペクト。葛藤や困難を生みやすい配置ですが、そのぶん相手との関係に強烈な結びつきが生じます。
135度(セスキコードレート)は一見マイナーなアスペクトですが、摩擦や緊張感を伴いつつ「なぜか惹かれてしまう」関係性として作用することも。
こうした配置は「性的な魅力」というよりは、「人生における深い縁」を感じやすい相性といえます。
プシュケと恋愛シナストリー
小惑星プシュケは「魂」や「心の結びつき」を象徴します。
シナストリーでプシュケが恋愛天体と関わると、性的な惹かれ合いを超えて「精神的に惹かれる」「一緒にいると安心する」といった縁を感じるとされています(※当鑑定では見ておりません)。
性的な魅力が一時的に強く働く火星や金星に比べ、プシュケは「長期的に心を満たしてくれる相性」を示すため、結婚やパートナーシップを考える上でも大切な要素になります。
まとめ:性的な惹かれ合いはホロスコープで判断できる
シナストリーにおける「性的に惹かれる相性」は、単なる感覚ではなくホロスコープにしっかりと表れます。
- 火星と火星 … 強烈な衝動や情熱
- 月と火星 … 無防備さや日常の仕草に惹かれる
- 金星と火星 … 王道の恋愛アスペクト
- 1ハウスと火星 … 第一印象から異性として意識
- 火星・ASCとエロス … 抗えないほどの魅力や色気
これらの配置は、恋愛が始まるきっかけや関係が燃え上がるポイントを示しています。
さらに、相手との「縁の深さ」を確かめたいときは、次の要素も見てみましょう。
- 土星・Tスクエア・135度 … 簡単に切れない縁や試練を伴う関係
- プシュケ … 魂レベルでの安心感や精神的な惹かれ合い
性的な惹かれ合いは一時的な情熱だけでなく、長く続く関係の基盤となる要素とも深く結びついています。
ホロスコープを通して相性を読み解くことで、「なぜか惹かれる相手」との関係が運命的なのか、あるいは学びや試練を含むものなのかを理解しやすくなるでしょう。

とはいえ、客観的にホロスコープを調べるのは意外と難しいものです。ぜひ他の見解も知りたいとお考えの方は、こちらの鑑定メニューもご検討ください。
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