金星と冥王星のシナストリー|深い愛情と独占欲の相性

金星と冥王星のシナストリー|深い愛情と独占欲の相性

最終更新日:2025年9月14日

シナストリーで金星と冥王星が関わるとき、二人の関係は単なる恋愛を超えた「強烈で運命的な結びつき」が生まれます。

金星の甘く優しい愛情に、冥王星の破壊と再生の力が混ざるため影響が強く、人生を大きく揺さぶる体験が起こることも少なくありません。

この人との恋愛で人生が変わった、と感じるほどの大恋愛に発展することもあれば、強い嫉妬や独占欲が入り混じる濃密な関係になることもあります。

この記事では、金星×冥王星のシナストリーがもたらす意味を、ソフトアスペクト・ハードアスペクトごとに解説し、さらに「体の相性」「男女の相性」など具体的な影響についても触れていきます。

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金星と冥王星のソフトアスペクト:ヘビーな愛を注ぎ合う関係

ここでいうソフトアスペクトはコンジャンクション(合・0度)、トライン(120度)、セクスタイル(60度)となります

シナストリーで金星と冥王星がソフトアスペクトを取ると、金星側が冥王星側に吸い込まれるように惹かれるでしょう。冥王星側は金星側の心をとらえて離しません。決してライトな関係ではなく、とても深くて重みのある関係となります。

冥王星は「破壊と再生」を意味するほどのパワーを持っているので、金星側は抗うことすらできずに冥王星側に愛情(またはカリスマ的な憧れ)を抱くことになるでしょう。

このアスペクトは、金星×海王星や金星×火星とのアスペクトで意味されるような「ロマンティック」で「情熱的」な恋愛とは違うかもしれません。情熱はありますが、「情念」「情欲」と言った方が正しいでしょう。愛情が深いあまり、執着に似た感情が生まれやすいです。

嫉妬や独占欲が絡むような、一筋縄ではいかない恋愛になることも。大きな幸せと大きな波乱と、両極端な出来事を味わうかもしれません。人生の中で非常にインパクトのある経験となるはずです。

特にコンジャンクション(合)やオーブが狭い場合は「こんなにぞっこんになった人はいない」という程に夢中になる恋愛をすることになるでしょう。
ソフトアスペクトの場合は穏やかに出ますので、少々やきもち焼きになったり何かと干渉してしまうかもしれません。

一方で冥王星側は金星側の愛情に慣れてしまい、愛情を受けるのが当たり前の感覚になってしまうでしょう。しかし冥王星が金星側に与える愛情や恩恵もとても大きいので、金星側は一緒にいることで人生に彩りが添えられるでしょう。この冥王星のパワーは恋愛関係に関わらず、いかなる関係性においても発揮されます。

金星と冥王星のハードアスペクト:生活に支障が出る?過剰に愛情を注いでしまう関係

ここでいうハードアスペクトはオポジション(180度)、スクエア(90度)、クインカンクス(150度)となります

シナストリーで金星と冥王星がハードアスペクトを取ると、金星側の愛情が深すぎてパワーバランスが崩れがちな関係となります。

天体の影響力から言っても、冥王星側が主導権を握りやすいです。友人関係や仕事関係では、金星側が冥王星側に「敵わない相手」というイメージを抱きやすいでしょう。
恋愛関係では、金星側が冥王星側に振り向いてもらいたいがために必要以上に執着してしまったり、嫉妬心を募らせたりします。冥王星側ともっと親密になりたい(極端に出ると支配したいと感じる)のに、結局冥王星側に振り回されてしまう。金星側にとっては少々苦労のともなう恋愛となるでしょう。

周囲から反対されたとしても、冥王星側に愛情を向け続けます。それほどに惹かれてしまうアスペクトです。特にオーブの狭いオポジション(180度)、スクエア(90度)の場合は、どんなにいけない関係であっても断つことができないほどに、心を捕らわれてしまうでしょう。

この関係は金星側が精神的に疲労してしまいがちですが、その分大きな幸せも感じられます。冥王星側から受ける愛情や豊かさは、金星側にとって大きな恩恵であり学びとなるでしょう。色々な情念が混じり合った恋愛は、金星側を大きく成長させてくれます。ソフトアスペクト同様、人生で忘れられないお相手となることでしょう。

金星と冥王星:体の相性に表れる影響

金星と冥王星は「愛(金星)と重さを伴う情念(冥王星)」を象徴するため、シナストリーでは体の相性にも大きな影響を与えます。

特に金星側は冥王星側に抗えないような魅力を感じ、肉体的な関係でも強い引力が働きやすいでしょう。
心と体が一体化するような深い結びつきは、喜びと同時に依存を生むこともあります。秘密の恋愛に発展することも少なくありません。

良くも悪くも「忘れられない関係」となりやすい点が、このアスペクトの特徴です。

カップルとしては体の相性が強烈に働きやすく、良きスパイスとなるでしょう。
ただしオポジション(180度)の場合はその影響が強く出過ぎて、情熱が依存や嫉妬へと変わりやすい傾向があります。

互いを強く求め合う一方で、バランスを崩すと支配的な関係に陥る可能性もあるため注意が必要です。

金星と冥王星:男女の相性に表れる特徴

男女間では、金星側が「もっと愛されたい」と求め、冥王星側が無意識に主導権を握る関係になりがちです。
金星側は相手に尽くしすぎるほどの愛情を注ぎ、冥王星側はそれを当然のように受け取る場合もあります。

冥王星が支配権を握っているため、その影響は大きいのです。
ただし、冥王星側からの影響は決して一方的ではなく、金星側も大きな変容や成長を経験するでしょう。

愛情・嫉妬・執着など複雑な感情が交錯することで、他では得られない濃密な相性を築くことになります。

前述したように、金星と冥王星の相性は秘密の恋愛へと発展することもあれば、腐れ縁のように切っても切れない関係、あるいは一生離れられないほど濃密なご縁となることもあります。

ただし、どのような恋愛に発展するかは、他のアスペクトも読み解きながら複合的に判断する必要があるでしょう。

金星と冥王星のシナストリーはソフトでもハードでも強い影響をもたらす

金星と冥王星のシナストリーは、どんなアスペクトであっても二人の関係に強烈なインパクトを与えます。

ソフトアスペクトであれば穏やかさの中に深い結びつきを感じ、ハードアスペクトであれば試練を伴いながらも忘れられない相手となるでしょう。
いずれにせよ、この関係はあなたの人生に大きな変容と学びをもたらします。

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