先日、ネイタルにハードアスペクトが多い方向けにこちらの記事を書きました。
ハードアスペクトのきつさが和らぎ、自分にとって安らぎを与えてくれそうなお相手の特徴を紹介しています。
今回は、ご自身でハードアスペクトを活用する方法の紹介です。強いエネルギーを良い方向に使うことで、ハードアスペクトの苦手意識が薄まるかもしれません。
ハードアスペクトの意味
まず、ハードアスペクトの意味についてざっくりと紹介します。
コンジャンクション(合) ※吉凶混合
コンジャンクション(合)は場合によってはハードアスペクトとなります。例えば太陽のコンジャンクションの場合、太陽の影響によって片方の天体のパワーが弱くなる(または無くなる)という解釈をすることがあります。月と火星のコンジャンクションでは、火星の影響で月が傷付くという解釈も。
全てのアスペクトの中でもっとも強力なアスペクトであり、天体同士の一体化を意味します。
スクエア(90度)
天体同士が違うエレメント(火と水、火と地、風と水、風と地など)になることが大半ですが、一方で三区分(サインを活動・固定・柔軟の3つの行動パターンに分けたもの)は同じであることが多いので、何かと矛盾を感じやすいアスペクトです。横やりアスペクトとも言われ、何かしようとするともう一方の天体が障害となったりします。
例えば太陽と土星だと、自我を発揮したいのに土星がセーブしてくる。さそり座の太陽でひとつのことを深く追求したいのに、水瓶座の土星が広くグローバルに物事を追求しようとさせるなど、葛藤が生じます。
オポジション(180度)
天体同士が対立する位置関係で、緊張感や苦手な感じを覚えます。
エレメントは異なりますが、相性の良い同士(火と風、水と地など)になることが多いので、うまく活用すると力強さを発揮できます。コンジャンクションの次に影響力のあるアスペクトで、外に打ち出す力を秘めています。そのため何でもやり過ぎ感が出てしまうことも。
ハードアスペクト 天体別の使い方
火星のハードアスペクトは「スポーツ」に
火星が絡むハードアスペクトは「負けず嫌い」「好戦的」など、良い意味にも悪い意味にも捉えられることが多いです。火星自体にエネルギーがあるので、ハードアスペクトはより強力に影響が出てしまうでしょう。
喧嘩っ早くなったり、誰かと衝突したり、人間関係にも影響があるとされます。トランジットでは、アスペクト次第で「怪我をする」「病気になる」と解釈されることもあります。
そんなアクティブ過ぎる火星ですが、火星と言えば「スポーツ」。活動的になり過ぎてしまう火星を、スポーツに使ってあげると良いでしょう。軽いジョギングや筋トレ、おうちヨガやピラティスも十分な運動になります。
エアロバイクやランニングマシーンは天候関係無く「ながら運動」ができるので、手軽に火星のエネルギーを消化できるでしょう。
ゲームなど、誰かを競い合うものも火星を活用できます。
水星のハードアスペクトは「書くこと」に
水星のハードアスペクトは、文章や会話が苦手だと自称する方も多いですが実際には文才のある方が多いです。ブロガーの方や作家の方には、ハードアスペクトが多く見られます。水星のハードさを、書くことで消化している例です。
特に水星と冥王星のハードアスペクトは、とにかく徹底的に文章を書くことができます。記事を量産できるのでライティング関係の仕事も向いているでしょう。話に非常に説得力があるという方も多いので、Youtubeなどで情報発信するのもいいかもしれません。
金星、海王星のハードアスペクトは「芸術」「スピリチュアル」に
金星や海王星が絡むハードアスペクトは、芸術性を高めるアスペクトです。特に月×海王星、太陽×海王星、金星×海王星のアスペクトだと感受性が豊かで繊細にもなるので、より芸術向きでしょう。スピリチュアルにも関心が向くかもしれません。
世界観の強いものに傾倒したり、アート(芸能、絵画、写真、音楽など)に触れたりと、感性を目覚めさせるような趣味を満喫することでハードアスペクトを消化すると良いでしょう。自分で演技をする、歌を歌う、絵を描くという行動も、金星のワクワク感を満足させられます。
占いも同様に、海王星を活かすにはもってこいの趣味です。特にタロット占いは感性を使うので、金星や海王星のハードアスペクトがある方は才能を発揮できるかもしれません。
天王星のハードアスペクトは「自分にとっての自由」「最先端技術」に
天王星のハードアスペクトは「個性」「独立」「自由」に関係するアクションを起こすと良いでしょう。自分の意志や個性を尊重して、やりたいことをやる。
例えば会社勤めでいつか独立したいとお考えの方は、是非フリーの道を目指してみて下さい。天王星のアスペクトがある方は自立心があるため、フリーや自営業に向いていると言われています。
機械や最先端の技術に触れるのも良いです。IT系・Web系の仕事にも強い傾向があります(天王星はメカもあらわすので、革新的な情報や技術、機械との相性がいいです)。
土星・冥王星は「他のソフトアスペクト」を活かす
土星や冥王星のハードアスペクトは自身でコントロールするには力が強いので、他にソフトアスペクトする天体をさらに良い方へ発揮していくイメージを持つと良いです。
自分の苦手分野ではなく、得意分野(または苦手ではない分野)に目を向け伸ばしていくと、自然と継続や忍耐(土星)、とんでもない底力(冥王星)を発揮することができるでしょう(例えば、月×土星のハードアスペクトをお持ちなら、他の水星×木星のソフトアスペクトに目を向けて、文章執筆に力を入れるなど)。
ハードアスペクトは才能発揮アスペクト
ハードアスペクトはネガティブな面だけではなく、自分の才能を気付かせてくれるポジティブな面も持ち合わせています。ハードアスペクトが多いからと言って落ち込む必要は全くありません。
むしろソフトアスペクトにはない成長ができる貴重なアスペクトです。
実際。その道のプロや突出した才能の持ち主には、ハードアスペクトが多いと言われています。
また、ご自身の持つソフトアスペクトにも注目してみて下さい。ハードアスペクトを鍛えるばかりでは辛いという時は、自分の伸びしろがある部分にもっと目を向けると良いです。
ソフトもハードも使い方次第で大きな飛躍につながります。自分に授けられた貴重なアスペクトとして、仲良く付き合っていきましょう。
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